MacのフリーなFTPクライアント FileZilla

ずいぶん前から、FilleZillaのMac版とLinux版が出ていたようです。
Cyberduckのアヒルちゃんアイコンが好きなので、寄付をしてずっと使っていたのですが、2ペイン(か、それ以上)でローカルのファイルブラウザがついているのと、あとなんとなくコッチのほうが動作が軽いような気がするので、乗り換えを画策中です。

FTPクライアントの機能の条件

FTPクライアントとは言っても、今はほとんどFTPプロトコルでファイルの転送をすることがなくなってきました。
逆にFTPしか使わないのでしたら、Macに標準で搭載されている「サーバへ接続…」(Finderの[移動]メニューの中にあります)の機能で間に合うことも多いです。

専用ソフトを使うなら、SFTP接続が単体で実行できて、FTPS(FTP over SSL)も使えるのが最低条件です。
あと、サーバー上のファイルを直接編集できるような機能がほしいです。
あとは、まあGUIのツールなら当然実現しているような、ディレクトリのツリー表示とかが見やすければOK

FileZilla 設定のミソ

基本的に、Windowsの有名なFTPクライアント”FFFTP”あたりと同じような動作をするのだと思うのですが、最近私はFTPソフトをファイルブラウザのように使うことが多いので、リモートファイルをダブルクリックした時の動作をデフォルトと変えています。

リモートのファイルをダブルクリックしたときに、テキストエディタで開くようにする

環境設定から[インターフェース]→[File lists]を選択し、「ファイルのダブルクリック(D):」の設定を「View/Edit」にすれば、ダブルクリックをしてもファイルがダウンロードされずに、Macで関連付けられているアプリケーションで開かれます。
こうすることで、リモートのファイルをそのまま編集するような感覚で(実際は一時ダウンロードしているのですが)扱うことができます。

htmlファイルの関連付け

私のMacでは、HTMLファイルをダブルクリックしたときは、ブラウザで開くのが基本の動作になっています。
この動作はFilleZilla上でも継承されるのですが、サーバー上にあるHTMLファイルは、ブラウザで直接開くよりもエディタで編集したり、コードを確認することの方が多いです。
そこで、FilleZillaに表示されたサーバー上のHTMLファイルは、テキストエディタで開く事にします。

カスタムファイルタイプの関連付け

今度は環境設定の[ファイル編集]→[ファイルタイプの関連付け]で、「カスタムファイルタイプの関連付け」に

html "/Applications/Jedit X Folder/Jedit X.app"

といった感じでテキストエディタのパスを入力してやります。
パスは"で囲みます。中の半角スペースは、\(バックスラッシュ)などでエスケープする必要はありません。
これで、サーバ上のhtmlファイルをダブルクリックするだけで編集できるようになりました。
編集後テキストエディタで上書き保存してやれば、一時ファイルがアップロードされてサーバ上のファイルに変更が反映されます。

総評

使いたい機能はほぼ実現できそうなので、良い感じです。
見た目のクオリティーはCyberduckに遠く及びませんが(特にアイコンは何とかしてほしいかなw)、寄付の要求が控えめなのは、フリーソフトを探している人にはありがたいのではないでしょうか。
Windowsでも同じソフトが使えるというのも強みでしょう。
逆にCyberduckのよいところは、サーバのパスワードをキーチェーンで管理できるところです。このへんは流石にMac専用アプリという感じ。
私のようにFinderライクな使い方がメインの人にも、シンプルなウィンドウ構成のCyberduckのほうがすっきりして見やすいかもです。

ああ、でもFinderの「サーバへ接続」がSFTPに対応しちゃったら、フリーソフトの明日は暗い・・・かも。

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